Windowsやアプリ側の仕様により、アプリに以下の不具合を及ぼす可能性があります。
- Tungstenのタブに取り込まれない (別ウィンドウとして開く、何も表示されない)
- アプリが正常に動かない (クラッシュ、マウス座標が正しく認識されないなど)
- ウィンドウサイズがおかしくなる
- アプリの表示が乱れる
- etc.
次の条件のいずれかを満たすアプリは、Windowsの仕様によりローカルアプリ取り込みができません。Tungsten側で対応は不可能です。
- 管理者権限を要求するアプリ (Tungstenを管理者権限で起動することで取り込み可。ただし高セキュリティリスクのため非推奨)
- Windowsストアアプリ (全画面、ウィンドウ状態のいずれも不可)
ローカルアプリ取り込みの際に、以下のような現象が発生することがあります。これらはTungsten、またはアプリの仕様であり、現在のところ対応は不可能です。
- アプリ側で想定外のウィンドウサイズになるとウィンドウ位置がおかしくなる、余り部分の描画がおかしくなるなどの不具合が発生する
→リモートデスクトップ、MPC-HCなど。 - リボンUIを採用したウィンドウを取り込むと、クイックアクセスボタン部分がなくなってしまう(Office2010以上を除く)
→ペイント、ワードパッドなど。 - Tungstenのタブから閉じると、ウィンドウサイズがTungstenのウィンドウサイズで記憶されてしまう
※回避するには、閉じる前にタブの解放を行ってください - Windows Vista, 7のコマンドプロンプトが自動的に取り込まれない
- コマンドプロンプトをTungstenから閉じてもそのタブが消えない
→コマンドプロンプト自体は終了しているので、もう一度閉じるボタンを押せばタブが消えます。 - 取り込んだローカルアプリがフリーズすると、Tungsten全体がフリーズする
→2.04にてフリーズ対策を追加しましたが、完璧ではありません - RemoteAppウィンドウを取り込むと表示がおかしくなる
→RemoteAppの仕様によるものなので、どうすることもできません。
ローカルアプリ取り込みのオプションで対象を「Tungstenから起動したアプリのみ」とした場合、以下のような現象が発生することがあります。
- 既に起動済みのローカルアプリを再利用するアプリは取り込めない。
- Tungsten内から起動しても取り込めないアプリがある。 (例: Windowsフォトビューアー)
→Windowsの仕様。 - Tungsten内から起動していなくても取り込まれてしまう場合がある。
→原因調査中。WindowsはプロセスIDを再利用することがあり、そのプロセスIDがTungstenである、かつ親プロセスIDが再利用したプロセスIDと一致する場合は取り込まれてしまいます。
以下は、具体的な対策が見つかっていない、または対策が現実的でない現象です。
- Microsoft Officeが正常に動かない場合がある
Excel2010でワークシートしか表示されない、Outlookを多重起動するとフリーズする、など - Qtで開発されたアプリで認識されるマウス座標が大幅にずれている
→PerfectDisk、FireAlpacaなど - XPSビューアーを起動するとXPSビューアーが暴走し、その影響でTungstenもフリーズする
※この現象が発生した場合は、xpsrchvw.exeをタスクマネージャーで強制終了してください。Tungstenのフリーズ状態が解除されます。 - 取り込んだ時にTungstenのタブの色がおかしくなることがある
→Internet Explorer、エクスプローラーなど - タブを解放したアプリウィンドウのタイトルバーなど、Windows Aeroの透明部分が真っ黒になることがある
→エクスプローラーなど - タイトルバーがメニューバーと重なっている
→三四郎2009など
2.00で解決した問題:
- Delphi / C++ Builderで開発されたアプリが取り込めない
以上の動作は、Tungsten 2.00の場合の動作です。随時更新予定。